STEP 1：今の自分を見つめる

あなたは法学部で学びながら、「法曹の道には進みたくない」と感じています。
これは「間違い」ではなく、「自分の感覚が正直に働いている」ということです。
興味が自然と別の方向——たとえばプログラミング——へ向くのは、将来の選択肢が広がっている証拠です。
いまは「何を選ぶか」よりも、「なぜ惹かれるのか」を丁寧に見つめる時期です。

STEP 2：価値観の整理

法学の学びを通して得た「論理的に考える力」「根拠を持って説明する力」は、プログラミングにも通じます。
あなたが大事にしたいのは、「自分で仕組みを作る」「形にして動かせる」ことではないでしょうか。
もしそうなら、法律という枠よりも「技術で問題を解決する」ことに価値を感じているはずです。
つまり——あなたの価値観は、「安定」よりも「創造」や「変化」への好奇心に近いところにあります。

STEP 3：選択肢の見える化

法学部出身でプログラミングに関わる道はいくつもあります。
いきなり「エンジニアになる」だけが選択ではありません。
たとえば——

• 法務×IT（リーガルテックやAI契約審査ツールなど）

• Web開発（フロントエンド／バックエンド／アプリ開発）

• データ分析やAI活用（Pythonでの統計・分析スキル）

• 技術理解を持つ企画職・コンサル職

大学での専門を無駄にせず、「法×テック」の交差点に立つこともできます。

STEP 4：小さな行動計画

今からでも行動できます。大きな決断ではなく、「試す」感覚で始めましょう。

• 1〜2週間以内：Progateやドットインストールなどで、PythonかJavaScriptを触ってみる

• 1か月以内：GitHubアカウントを作り、コードを保存してみる

• 3か月以内：自分で作りたいもの（Webサイト、ツールなど）を1つ考えて、小さく形にする

• 半年以内：IT系のインターンや勉強会に参加して、現場の人の話を聞く

行動は「完璧にやること」ではなく、「触れてみて感じること」です。

STEP 5：自分へのメッセージ

あなたは「法学部なのに……」と思うかもしれませんが、
それは「思考の訓練を受けた人が新しい分野に挑む」という強みです。
方向転換は遅くありません。21歳は「次の章を始める」のにちょうどいい時期です。

焦らず、比べず、自分の関心を信じて動いてみましょう。
小さな一歩を積み重ねれば、「道」は次第に形を帯びていきます。
プログラミングを通じて、自分で未来を設計する力を育てていけます。